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4/22「錦心流×鶴田流 薩摩琵琶 春の琵琶まつり」

直前のお知らせになってしまいましたが、次の日曜日、奈良での演奏会に出演いたします!

 

「錦心流×鶴田流 薩摩琵琶 春の琵琶まつり」
4月22日(日)13:00開演
奈良ウガヤゲストハウスにて
(JR奈良駅下車徒歩5分 近鉄奈良駅下車徒歩8分 奈良市奥子守町4-1)


出演 瀬戸一平(鶴田流薩摩琵琶奏者)
   荻山泊水(錦心流薩摩琵琶奏者)

 

要ご予約 定員20名(投げ銭制)
ご予約・お問合せ 奈良ウガヤゲストハウス http://www.ugaya.net/index.html
TEL 0742-95-7739
MAIL ugaya@angel.ocn.ne.jp

 

 

会場の「奈良ウガヤゲストハウス」は、奈良初のゲストハウス。

先日、めでたく10周年を迎えられました。

オーナーの瀬戸一平さんは、琵琶奏者としてもご活躍なさっており、今回、ご一緒させて頂くことになりました。

 

上の写真、左の荻山と、右の瀬戸さん、二人とも弾いているのは薩摩琵琶なのですが、実は、少ーしだけ違いがあるのです。

まず、弦の本数。左は4本なのに対し、右は5本。

そして(荻山の写真の上が少し切れていて分かりづらいですが)柱(ギターでいうフレット)の数が、右の方が1つ多いんです。

(左のタイプを四弦四柱、右のタイプを五弦五柱といいます)

同じ薩摩琵琶なのに、どうして違うのかといいますと……。

 

薩摩国で受け継がれてきた薩摩琵琶は、明治時代に東京へ渡り、全国的なブームを巻き起こします。

そんな中、従来の薩摩琵琶に、長唄など他の邦楽の要素を取り入れた、新しい流派ができました。

流祖・永田錦心の名を取って「錦心流」と名付けられ、現在に至ります。私はこの流派に属しています。

 

一方、永田錦心は、琵琶の改良にも取り組み、先述の「五弦五柱」の琵琶を、女流演奏家・水藤錦穣とともに開発し「錦琵琶」と名付けます。

この「錦心流」と「錦琵琶」を学び、後に昭和の琵琶界や世界で活躍した名人・鶴田錦史がひらいたのが「鶴田流」。瀬戸さんはこの流派の方です。

 

というわけで、薩摩琵琶にもいくつかの流派があり、それぞれに特徴もあるのです。

 

今回は、春にちなんだ曲をそれぞれ演奏します。

私は「鞍馬山」「おとぎ琵琶 兎と亀」他。

「鞍馬山」では、牛若丸と天狗たちの勇壮な闘いの場面を、「兎と亀」では、昔話ののどかな雰囲気をお楽しみ頂きます。

瀬戸さんは、鶴田流の代表曲のひとつ「春の宴」。私も生で聞けるのが楽しみです。

演奏後には、琵琶についての解説、また実際に琵琶に触れて頂ける時間もございます。

 

当日のご来場にはご予約が必要ですが、まだ若干お席があるようですので、ご興味おありの方は、お早めにお問合せ下さいませ。

春の奈良、居心地のいいゲストハウスでお待ちいたしております!

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